多様化する現場の不安

・医療に関わる仕事をする中での不安について・

仕事を全うするには緊張感も大切

医療従事者は、常に不安と緊張を持って仕事をしています。介護の世界は特に高齢者の相手をすることになるので、いついかなる緊急事態が起こるかも分かりません。

常に心の準備をしておくことは非常に重要です。不安と緊張を持っているからこそ、ミスをしないように細心の注意を払って作業が進められるという面もあります。また、あらかじめ心の準備をしておくことで、万が一の事態が発生したときにも迅速に動きやすくなります。

こうした心構えをもつことは、医療従事者としての格を高めるものであり、同時に利用者や患者のためになることとなります。不安を全く感じなくなったときにこそ、反省をするべきでしょう。医療の仕事は、緊張感なくして全うできるものではありません。

精神的なプレッシャーが苦手なら、医療関係の仕事は避けておいた方が良いかもしれません。特に外科治療の現場や、高齢者の相手をする現場は、常にリスクとの戦いとなります。プレッシャーを力に換えることができなければ長く続けていくことは難しいです。

幸い、医療業界にはプレッシャーとは無縁の仕事もたくさんあります。病院なら医療事務の仕事を選ぶのもいいですし、介護事業所なら相談員の仕事を選ぶのもいいでしょう。

重要なのは自分に合った仕事を選択することです。医療関係の仕事は、他の仕事とは少し違う独特なものであることは確かなので、その実態をよく知ってから応募するのがベストです。